書いたのは、対戦が終わった日の夜の事だった。
ガチクランで自分の実力を試してみたいとの事。
腕は確かなので、その方が向いているのかもしれない。
脱退の事を書いた20分後に、赤文字がクラチャに入る。
送り出して3日後、グラス氏は再びYに戻ってきた。
結局、クランが合わなかったとかで恥ずかしいけど
戻ってきたという話だったが、そんな程度の覚悟で
数ヶ月在籍のクランを飛び出したのかと、呆れて
ものが言えなかった。
しかし、リーダーはグラス氏を歓迎する。
リーダーは、優しい所が最大の長所で
あるが、同時に短所でもある。
私も、大丈夫かなと思いつつ、グラス氏を
辞めさせた方がいい等の発言はしなかった。
その数日後、ある対戦で、私は寝落ちをしてしまい、
気が付いた時は終戦3分前。回転しない頭で
考え、勝ち確なのはわかったので、負担を
かけたくなかった私は、その時に限り急いで援軍を
指定なしでお願いした。
すると、グラス氏が、
「対戦だから、指定して、送るから。」
と言った。寝落ちした私も私だが、
(3分前なんだが、状況わかってるのか?)
(そもそも、この前出戻ったばかりで
何でそんなに偉そうなんだ?)
と思いつつ、援軍を指定すると、別のメンバー
が入れてくれた。
この時点で、あ、もういいやと思った私。
1年半近く、ゲームを始めた時からずっと
お世話になっていてサブリーダーも1年近く
やっていたクランだったが、気持ちが
完全に切れてしまった。
こうして、メインは初めて別のクランに旅立つ。
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